洗浄力に優れたココイルグルタミン酸Naってなに?
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ココイルグルタミン酸Naにはメリットとデメリットが存在している成分で、中には使わない方がいいという方もいらっしゃいます。そんなココイルグルタミン酸Naついて詳しく説明をしていきます。
ココイルグルタミン酸Naとは
ココイルグルタミン酸Naとは、主に髪・頭皮のケア商品であるアミノ酸系のシャンプーなどでよく使われている成分で、とても高い洗浄効果があります。
このココイルグルタミン酸Naは4つに分類されている界面活性剤の一つとされていて、陰イオン系界面活性剤に分類されています。
このココイルグルタミン酸Naの特徴としては洗浄力に優れており、さらに泡立ちも良いため様々な商品に使われています。
ココイルグルタミン酸の特性について
この“陰イオン界面活性剤”は、洗浄力が非常に強いため、目への刺激がとても強く、さらには目に入らなくても頭皮や肌が合成化学物質に弱い人には刺激が弱い界面活性剤なのです。
皮脂が多く脂性なので洗浄力のつよいシャンプーを使いたいけど刺激は避けたいというかたにはおすすめの界面活性剤成分です。
ココイルグルタミン酸を合成する方法とは?
20種類のアミノ酸のひとつであるグルタミン酸と植物油から作られる脂肪酸を用います。
この脂肪酸の二つの有機化合物を、共有結合という有機合成反応を行い、縮合物を作ります。この縮合物は弱酸性となり、強いアルカリ性を持った水酸化ナトリウムと反応させ、ココイルグルタミン酸を作ります。
グルタミン酸がアミノ酸なので、ココイルグルタミン酸Naが配合されているシャンプーはアミノ酸系シャンプーとなります。
ココイルグルタミン酸Naの表示名称
シャンプーには薬事法上、「化粧品」と「医薬部外品」どちらかに分類される場合があります。化粧品と分類されるシャンプーには「ココイルグルタミン酸Na」と成分表示されます。
そして、医薬部外品に分類されるシャンプーには、「N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム液」と表示されます。
化粧品に分類されるシャンプーには含んでいる成分名を全て表示することが義務付けられていますが、医薬部外品に分類シャンプーは薬用シャンプーとし、旧表示指定成分のみを表示する義務はありますが、含まれている全成分を表示する義務はありません。
ですから、自分に合わない成分ある場合、表示されていない可能性があるため、含まれていないと判断することがむずかしいです。
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